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感想

『こころの処方箋』の感想を書きました

こころの処方箋
こころの処方箋河合隼雄

思わぬトラブルに見舞われたり、大きな問題に直面すると、人は誰しも不安が生じ悩みを抱く。 そんなとき、多くの人は責任の所在をなにか一つに押し付けたり、物事の良し悪しを単純化して捉えてしまったりする。 この本は広い視野でものを見ることで、単純化された善悪の二項対立から離れられることを教えてくれる。 自分がバランスを失っていると感じるとき、立ち止まって考える時間を与えてくれるようで、度々読み返したいと思えるような本だった。

感想

『デンマーク人の休む哲学』の感想を書きました

デンマーク人の休む哲学
デンマーク人の休む哲学針貝有佳

デンマーク人の国民性の一端を知ることが出来た。 デンマーク人の一部ではなく多くの人がこのように上手な休養を取れるということは、制度的・文化的に休みを取りやすい基盤が出来ていることが大きい。 日本でこのような休み方をすることも不可能ではないが、ハードルは高くなるだろう。 学べるところもあるが、彼らのやり方をそのまま模倣するよりは、日本でもやりやすいようにアレンジしながら取り入れるのがいいと思った。

感想

『情報活用のうまい人がやっている3色ボールペンの使い方』の感想を書きました

情報活用のうまい人がやっている3色ボールペンの使い方
情報活用のうまい人がやっている3色ボールペンの使い方齋藤 孝

読書に対する意識が高くなる。 主観的・客観的に重要だと思う箇所に線を引くことは、それと同時に線を引かない箇所を選択することだ。 書かれていることを全て平等に受け取るのではなく、自分の中で重要度を見定めて取捨選択することで主体性を持った読書が出来る。 ただ漫然と読むよりも、目的を持って能動的に読むほうが何倍も内容が入ってくるし記憶にも残る。 それは頭ではわかっていてもなかなか出来ない。 自分も全然出来ていない。 だが、この本に書かれている簡単なルールに従って線引きしながら本を読むことで、主体的で能動的な読書ができる可能性は高くなると感じた。 実際にそれが出来ればの話だけど。 本を汚すのに若干抵抗があるタイプなので線引きなどはあまりしてこなかったが、やってみたいと思えるような内容だった。

感想

『日記をつけて何になる?』の感想を書きました

日記をつけて何になる?
日記をつけて何になる?蟹の親子

昨今、「日記ブーム」が到来しているらしい。 そういえばニュースなどで何度か見たことがある気がする。 一口に「日記ブーム」といってもその内実には、いくつかの営みが含まれていると著者は言う。 ①日記をつけ始めること ②自分のつけている/つけていた日記を公開すること ③自分のつけている/つけていた日記を日記 本にまとめて販売すること ④誰かの日記を読んだり、誰かがまとめた日記本を買ったりすること ⑤日記について、各々が考えてることを話し合うこと ⑥日記をつけるのをやめること これらの質的に異なる行為が、一言でまとめられたのが「日記ブーム」という言葉であるとし、その一つ一つの営みについて著者の意見や考察が書かれている。 著者は日記を「世界に触れる接点」になると考えている。 日記を書くという個人的な営みを「世界に接続するための接点」として捉え直す視点は面白いと思う。 個人的には日記をつけるという行為のなかに「日記をつけるのをやめること」まで含めているのが興味深かった。 やめることで見えてくるものがあり、やめることではじめて気付くことがあるという指摘は日記を中断している自分に刺さるところがあり、すこし救われるような気持ちがした。 日記をつけている人や、今はつけてはいないが興味がある人は一読してみてもいいかもしれない。

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