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遠藤きなこさんはまだ「名刺がわりの9冊」を設定していません。
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ヨモツイクサ
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むらさきのスカートの女
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成瀬は天下を取りにいく
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そして、バトンは渡された
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店長がバカすぎて
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いい子のあくび
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君のクイズ
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いけない
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西の魔女が死んだ
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Reviews
レビュー

店長がバカすぎて
2026年8月22日テンポよくて楽しくサクサク読めた。ワハワハ笑いながら読めた。とにかく味がある店長がよい。はたから見てると楽しくてしょうがないけど、一緒に仕事をするとウザい人っている。うん、いるいる。わかる。 個人的な意見だが、雰囲気が東村アキコのマンガに似てる気がする。テンポとか、出てくる人のアクの強さとか。なので、気がつくと途中から東村アキコの絵柄で読んでいた。 ぜひともドラマ化してほしい一冊だ。

いい子のあくび
2026年7月16日「いいこ」であることは生きづらい。この本の主人公ほどではないが、私にもそれは経験がある。率先して面倒ごとを引き受ける、気を利かせる、先回りして対応する。賞賛される生き方なのだが、実際は反感を買うことも多い。 主人公も、この反感の渦の中で、それでも「いいこ」をやめることができず、大きな猫をかぶって生きている。そして、その反抗心からきた行動が、スマホ歩きの人を避けないという行動になった。 主人公に降りかかる嫌なことは、特に解決することはない。劇的になにかが変わることもなく、前向きになって人生をおくるわけでもない。ただ淡々と、それでも日常を過ごす。 この本には3本の物語が載っているが、そのどの主人公も、なにかしら心にわだかまりのようなものを抱えている。そしてそのモヤモヤは解決することはない。しかし、彼女たちは、それぞれ小さな「憂さ晴らし」をしてそれをやり過ごす。その憂さ晴らしは、なんの効力も発揮しない。むしろ誰にも気づかれない、ただそれで彼女たちが納得するだけ。 日常というのはそんなものかもしれない。モヤモヤは解決せず、何かが大きく変わることもない。私たちはみんな、なにかしら「憂さ晴らし」や「気晴らし」をして日常に戻っていくのかもしれない、と思った。

いけない
2026年6月20日面白かった!騙されたと思うところもあったけど、どちらかというと「あーこれここの伏線か」とか「この話がここにくるのか」とパズルのピースがはまって少しずつ全体像が見えてくるといった感じ。4つの章はどれも独立した話のようで、全部繋がっている。 そして最後のページ、1枚の写真。いろんな解釈があるようだけど、私は優しいものだと思ったよ。胸が熱くなった。 星4なのは、ちょっとモヤっとするから。良き人が幸せになる訳ではなく、悪いことをした人が裁かれるでもなく…。ん〜モヤモヤ。

西の魔女が死んだ
2026年6月11日まだパソコンもスマホも普及していなかった平成初期の作品らしく、物語がゆっくりと進む。特に衝撃的な事件もなく(なくもないが、刺激的には書かれていない)、ムダに思えるほどの風景描写や心理描写が描かれる。最近の小説に慣れてしまった若い人には退屈に見える作品かもしれない。しかし、できればこのゆっくりした時間を味わってほしいとも思う。しつこいほどの風景描写で、その場所をありありと想像できる。美しい丘や涼しい木陰、柔らかい草の香りまで感じることができる。そして、なんといっても出てくる食べ物が美味しそうなのだ。庭から採ってきた野菜を入れたサンドイッチや、大鍋で作るジャム。そういえば子どもの頃は、このような作品の風景や食べ物に憧れた。もっと子どもの頃にこの作品に触れたかったと思う。できれば若い人たちにも、こののんびりとしたステキな風景に癒されてほしい。そして、ラストでじんわりと涙してほしい。悲しい涙ではなく暖かい涙で。
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