ネット怪談の民俗学

人文・思想・社会

ネット怪談の民俗学

廣田 龍平

早川書房 · 2024年10月 · 322ページ · ハヤカワ新書

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内容紹介

ネット怪談はどのように発生し、伝播するのか。きさらぎ駅、くねくね、リミナルスペース……ネット民たちを震え上がらせた怪異の数々を「共同構築」「異界」「オステンション(やってみた)」など民俗学の概念から精緻に分析、「恐怖」の最新形を明らかにする

  • 流之助

    2026年8月13日

    オモシロ!

    まさしくネット怪談を民俗学的目線で研究する(マジレス)になっていて満足度の高い読書だった! 我々はよく分からないものに出会うと落ち着きがなくなる。不穏で、座りが悪く、なんとなく居心地も悪くなっていく。だから、分かって安心するために物語をつけたくなってくる。すると、元々はただの創作された一枚の画像の裏に何か意味深な「いわく」が見えてきてしまう。それは恐怖となり顕在化して現実に侵食していく。 TikTokやYouTubeショートのように、どんどん切り替わり流れていく短い動画のなかに、一瞬紛れている不穏な動画があるかもしれない。 生成AIで作成した画像の中に、指示した覚えのない意味不明なものが混ざり込むかもしれない。 その裏には大きな意味がなく単なるバグだったとしても、我々はその「謎」を「考察」したくなる。何かあったら安心する。何もなかったらそれは…という流れが頭によぎる。 現実世界すらも、実はバグに遭遇しうる仮想世界なのかもしれない。異世界に、いつ自分が落ち込むのか、本当に起こってしまったらどうしようか? そんなこんなを考えながらの読書。 ネット怪談がもっと面白くなりそう!

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