Jホラーの核心

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Jホラーの核心

鈴木潤

早川書房 · 2025年10月22日 · 204ページ · ハヤカワ新書

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内容紹介

なぜ幽霊は「髪の長い女性」なのか、なぜ「ビデオ」が呪いを伝播させるのか。『リング』『呪怨』ほか黎明期の名作から『変な家』『近畿地方のある場所について』に至るまで、気鋭の映画研究者がジェンダー/メディアの観点でJホラーの本質を緻密に分析する。

  • 流之助

    2026年8月28日

    著者は女性!

    ネタバレを含むレビューです (タップで表示)

    副題として「女性、フェイク、呪いのビデオ」とあるように、女性にフォーカスされている部分が多いことに注目する。 恐怖と当事者性、恐怖と見る・見られる・見落とすことの関係性について色々と考えが広がって興味深かった。 リング以前&以後、ビデオテープの持つアナログでレトロなものが持つノスタルジーの恐怖について網羅しているし、白石晃士監督の作家性が現代ホラーを代表する作品にも現れていることについて言及があるのも、私の好きな分野と大きな関わりがあって大変楽しめた。 私が購入した新書の帯にもあった、「なぜ「髪の長い女」なのか」については、あとがきで言及。 女性は髪の長い女として現れ、少女はオカッパ(「みんなのうた」の高谷さな)というイメージは、今劇場公開しているまどマギの魔法少女/魔女についても連想が行き、かなりワクワクする考察だった。 もちろん、ホラー作品(特に日本の)についての見方は一様ではない。筆者もそのことについてあとがきで触れているが、それはさておき、副題の通りの一つの見方として「女性、フェイク、呪いのビデオ」というテーマが選ばれているということに注目したい。 見落とさないように。 当事者となること、身近であるのに分からないこと、安全地帯を侵犯されることの恐怖など、たくさん連想が捗った。

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