Reviews
原田マハの本のレビュー
この著者の本に寄せられた読者のレビューを新しい順に並べています。
- 千紗
2026年7月16日
生きるぼくら
過酷な学生時代を生き抜いた人生が米作りで生きるを実感する。始め人生を見た時は、母親のしんどいことも分からないのかと思ってしまったけど、自分を守る事で精一杯で他に目を向けられる事が大きな1歩だったんだなと感じた。つぼみちゃんも孫だと分かった時どうなるんだろうと思ったけど、仲良くなってよかった。純平の甘えてしまう気持ちも分かる。失敗することがとてつもなく怖い、取り返しがつかなくなったらどうしようと思ってしまうことに共感した。おばあちゃんも元気になって良かった。
Goma❤︎Sio2026年6月11日
太陽の棘(下巻)
アメリカの精神科医から見た戦後の領土時代の沖縄。 なんで戦争は終わらないんだろうなあ。 儲けに走るから(武器商人が)言うけど、 こういう小説(アメリカの軍の精神科医から取材した本当の話だそう)読むたび サピエンスてわりに 学習能力が無さすぎなヒトに萎えつつ、 タイミングとか育った背景環境とかによっては、 対立国同士でも 彼らのように命がけで友情を繋いだ人たちも いたろうな思うと胸が痛い。 ほとんどが差別とか反日的な部分に スポット当てて語られがちな第二次世界大戦 ほか戦争だし。 あと性暴力とか。 (実際ひどすぎるよねアメリカ軍によるレイプ) アートのことはわからないけど コロナ禍の時に芸術家が一際騒いでたように見えたのは、 こういうことなのかなって思いました。 何となくでしかないが正直。 解説に善人だろうが分かり合えない部分があることを著者は見事に描いてたとあったが、 善人というより戦前に立たなくて良かった人らの知性の成せる技を見せられたような、 そんな気分で戦後の日米の友情を見てた。 みんな傷ついてる。それが戦争なのに。 善人、悪人いう問題とは、私は捉えられなかった。
- たゆたえども沈まず

ゴッホ〜
ネタバレを含むレビューです (タップで表示)
ゴッホとゴッホの弟テオ、そして林忠正、忠正の弟子重吉の4人を中心に展開する物語。 林忠正の弟子重吉だけ架空の人物。 物語自体はフィクションだけど所々は事実を描いてるみたい。 林忠正とゴッホの繋がりが本当にあったのかは分からないけどもしあれば、嬉しいなって思った。当時パリではジャポニズムが流行っていた背景もあって意外とゴッホと日本の繋がりもあった。 ゴッホの生涯を一緒に追える本。 次回のゴッホ展がより楽しめそう🖼️
- 星がひとつほしいとの祈り

泣ける話が多いから、泣きたい時とか気持ちが落ち着いてる時しか読めなかった。 短編集でどの話も素敵だったんだけど、いちばん好きなのは「長良川」。 読みながら愛しい人の顔が浮かんで、好きな言葉をくれた時の事とか、これからの将来の事を思っては涙がでた。人生に躓いた時とか、苦しい時にこの短編だけでも読みたいって思えた。
- ゴッホのあしあと

ゴッホォ〜(T-T)
ネタバレを含むレビューです (タップで表示)
ゴッホの「芸術とは何か」「生きるとはどういうことか」を、静かに、でも強く突きつけてくる一冊だった。 貧困や孤独、精神的な苦しみの中でも、それでも描き続けたゴッホ。 彼が感じていたものがそのまま作品に落とし込まれていて、これまでより絵の見え方が変わる。 ページをめくるたびに、ゴッホのあしあとを辿っているようで、気づけば涙がこぼれていた。 日本との繋がりもかなり深くて、読んでいてなんだか嬉しい気持ちになった。
- 原田マハの印象派物語

本の感想ではなく、読んで頭の中で考えたこと
昔から美術館や舞台を見るのが好きだった。 絵はモネやルノワールが特に好きだったけど、特に理由は無い。なんとなくとしか言えないし。 原田マハさんは本屋大賞の楽園のカンヴァスで知ったけど、それ以来絵画ミステリーというのか、本人がキュレーターだった事もあり、絵画にまつわる物語が上手いと思うし、私も好きだ。 原田さんの本を読んで、絵画、特に印象派以降の絵についてどういう風に観れば良いのか、描かれた時代背景、作者の状況、その絵の意図のような物が何となくわかるようになってきた(気がするだけかもしれないけど) 暗幕のゲルニカなんて、ピカソってこういうことを絵の中で言ってるのか!へーーー!だったもんね。そして、ピカソがキュビズム、あの幾何学のような絵に至るためには多分セザンヌのあの構図が必要だったし、印象派がなければならなかったと私の頭の中では繋がって来てて、繋がってわかったことと、分からせてくれた原田見事だわーとため息出る。 ここに至るまでに、私には原田マハさんの本が必要だったよ、本当に。 推測だけど、日本人がモネや印象派を好きな理由って、その絵を観て、絵そのものだけでなくその奥にあるもの、物語や空間を想像する土壌があるからかなと思った。 日本画は墨だけで描かれいても、質感や温度、色を想像できるし、漫画なんて最たる物。 敢えて省いたり、はっきり描かない事で自分の中だけで物語やその色を想像する余地を与えてくれる、そういうことが得意というか、昔から慣れ親しんでいるからなのかなと思ったりした。 西洋絵画全般が想像する余地がないとか、そう言うことでは無いけど、やっぱり日本画と描かれる成り立ちとかが違うだろうし。一緒の部分もあるだろうけども。いや分からん。 あともし自室や家に飾る絵を選ぶなら印象派以降のものや現代アートになるだろうな。 だってさ、日本の普通の家にドラクロワとか似合わないもんね、どうでもいいけどこれ本の感想じゃないな